茨城県立高校の入試は、2月の学力検査(5教科)と、中1からの内申点(調査書)で合否が決まります。令和9年度からは「第2希望校」に出願できる新しいしくみも始まります。保護者の方と受験生に向けて、しくみと日程をまとめました。
正式な最新情報は、茨城県教育委員会の発表で確認しましょう
このページは公表資料をもとに分かりやすくまとめたものです。日程・実施要項・定員などは、出願前に必ず公式の発表を確かめてください。
県立高校の一般入学は、年に1回です。その中に、すべての学校で行う「共通選抜」と、一部の学校・学科が行う「特色選抜」があります。私立高校は、県立より前に各校で入試を行います。
学力検査(5教科)と調査書(内申点)で選びます。学校によって面接や実技検査を行うこともあります。
文化・芸術・スポーツ・生徒会活動などで力を発揮してきた人が対象。面接や作文、実技なども見ます。不合格でも共通選抜で判定されます。
推薦・一般など、学校ごとに入試の方法や日程が決まっています。県立との併願も多いので、各校の募集要項を早めに確かめましょう。
共通選抜では、当日の学力検査と、中学校3年間の内申点の両方が使われます。
国語・社会・数学・理科・英語の5教科、各100点です。学校によっては、特定の教科の点数を重くする「傾斜配点」もあります。
9教科 × 5段階 × 3学年。中1の成績から数えます。音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科も、5教科と同じ重さです。
学力検査の順位と内申点の順位が、どちらも基準の人数の範囲に入る人は、原則として合格になります。
A群に入らなかった人は、学校が決めた「学力検査:内申点」の比重(20:80〜80:20の範囲)で判定されます。学校によって、どちらを重く見るかがちがいます。
茨城県教育委員会が毎年公表している「入学者選抜実施状況報告書」から、全日制の学力検査の平均点と受検者数をまとめました。年度によって教科ごとの難しさが大きく変わることが分かります。
| 年度 | 受検者数 | 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 5教科合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和4年度 | 17,777 | 78.0 | 61.5 | 46.5 | 49.9 | 50.3 | 286.2 |
| 令和5年度 | 17,250 | 69.9 | 63.9 | 48.0 | 57.3 | 50.8 | 290.0 |
| 令和6年度 | 16,953 | 66.7 | 57.5 | 57.6 | 55.6 | 50.1 | 287.5 |
| 令和7年度 | 16,868 | 55.6 | 53.8 | 56.1 | 52.2 | 42.6 | 260.3 |
| 令和8年度 | 15,493 | 62.5 | 58.1 | 48.3 | 45.5 | 47.9 | 262.4 |
出典:茨城県教育委員会「茨城県立高等学校入学者選抜実施状況報告書」(令和4年度〜令和8年度)。平均点の集計対象は年度により一部異なります。
第1希望校に出願した人は、2月18日・19日に、もう1校を「第2希望校」として出願できるようになります。学力検査を受け直す必要はなく、2月25日の結果で判定されます。これまでの「第2次募集」に代わるしくみです。対象校や条件は、県教育委員会の実施要項で必ず確かめてください。
出典:茨城県教育委員会「入学者選抜の日程」(令和9年度)。最新の情報は必ず県教育委員会の発表で確認してください。
3年分の成績が同じ重さで入ります。毎回の定期テストと提出物が、そのまま入試の点数につながると考えましょう。
数学の証明や関数、理科の実験考察、社会の資料読み取り、英語の英作文など、茨城の入試には毎年の傾向があります。1ステップずつ解き方を確かめながら演習しましょう。
入試は3年間の全範囲から出ます。つまずいた単元は、学年をさかのぼって基本から確かめると、得点が安定します。
私立高校の入試は県立より前にあります。秋のうちに説明会や個別相談に行き、併願先を決めておくと安心です。
どちらも無料体験版で、実際の使い心地を試せます。
どちらも大事です。両方が上位なら原則合格(A群)で、そうでない場合は学校ごとの比重で判定されます。志望校がどちらを重く見るかは、学校の公表資料や塾で確かめましょう。
いいえ、出願するかどうかは自由です。第1希望校の合否とどう組み合わせて判定されるかなど、くわしい条件は県教育委員会の実施要項で必ず確認してください。
はい。内申点は9教科すべてを同じ重さで数えるので、音楽・美術・保健体育・技術家庭の成績も、5教科と同じだけ合否に関わります。